大手企業冬のボーナス、3年ぶりプラス

日本経団連が29日発表した大手企業の年末賞与・一時金(ボーナス)の妥結額は前年比3・8%増の77万6949円で、平成19年以来、3年ぶりにプラスとなった。13年の78万6940円以来の水準で、自動車や電機の業績回復が寄与した。ただ業種ごとにばらつきがあり、経団連は「ボーナスの落ち込みは底を打ったものの、本格回復とはいえない」としている。
 業種別では、自動車が6・0%増の79万6345円、電機が5・2%増の71万3938円で、製造業11業種のうち6業種で増えた。一方、機械金属は9・7%減の70万2256円、セメントは6・9%減の59万6502円などとなり、5業種がマイナスだった。
 調査は東証1部上場の従業員500人以上の250社を対象に実施。第1次集計の今回は92社から回答を得た。業績連動型企業や非製造業などの結果を加え12月中旬に最終集計を発表する。

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Posted by takahashi