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京都の億ション人気 希少性とブランド力、首都圏の富裕層が購入

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京都市内で高級マンションの販売が好調を維持している。景観条例の高さ制限を背景とした希少価値や京都のブランド力が人気の理由で、首都圏の富裕層が購入するケースが目立つ。底堅い需要を受けて、マンション開発会社は京都の中心部で用地確保に躍起になっている。

京都市中京区の御池通沿いに来春完成する野村不動産(東京都)の高級マンション。価格は6千万~1億3千万円。阪急電鉄や市営地下鉄の駅に近い好 立地で、町家風の落ち着いたデザインが光る。野村不が関西で手がけるマンションでは過去最高価格だが、全43戸が1月末に早々と完売した。申し込みが83 件に達し、購入者を抽選で決めたという。

野村不によると、申込者の4分の1が東京都在住で、会社役員や医師ら富裕層が中心だった。購入理由は「年に何度か来る時のホテル代わりに使う」「資産としてとりあえず所有する」との声が多く、セカンドハウス需要が一定割合を占めた。

野村不は「他都市よりも人気がある京都で開発を進めたい」(広報部)と話す。2017年春に中京区烏丸六角付近で、その後も京都御苑東側の上京区東桜町でマンションを開発するという。

京都市内の不動産関係者は「野村はもともと価格に強気なことで有名。今後も高級マンションの開発が続けば、京都のマンション相場全体が上がる可能性がある」と指摘する。

中京区の河原町通に近い旧河原町ビブレの跡地でも大型マンションが12月に完成する。販売価格が1億円以上の部屋もあり、分譲が始まった部屋の8 割がすでに売れた。売り主の日本エスコン(東京都)は「観光や出張のついでに全国から見学者が訪れている。完成までには十分売り切れる」と手応えを示す。

近鉄不動産が左京区の下鴨神社北東の下鴨東森ケ前町に建設中の高級マンションでも、分譲を始めた1億円以上の4戸はすでに完売した。

不動産経済研究所(東京都)によると、14年に京都市内で発売された1億円以上のマンションは30戸で、集計を始めた1996年以降で最も多かっ た。中京区ではマンション1平方メートルあたりの単価が84・4万円と前年比3割上がった。価格は上昇しても契約率は76%と好調だった。

府不動産鑑定士協会の森口匠会長は「京都は景観条例の高さ規制が厳しく、用地も少ないためマンションの希少性が高い。最近の株高や金利低下で心理 的にも買いやすい状況にある。マンション用地の取得競争が激化することで物件価格がさらに上がっても需要は堅調に推移するだろう」と予測している。