日産、高速道路の一車線で自動運転可能に 8月発売「セレナ」で採用

[横浜 13日 ロイター] – 日産自動車(7201.T)は13日、高速道路の単一車線で自動運転できる新型ミニバン「セレナ」を8月下旬に発売すると発表した。高速道路の同一車線に 限り、ハンドルやブレーキを操作しなくても走行ができる。正式な価格は発売時に発表するが、300万円以下となる見込み。

日産の自動運転技術「プロパイロット」は、高速道路における渋滞時の走行や一定速度で長時間走行する際の運転手の運転負荷を軽減するのが狙い。同社によると、ハンドル、アクセル、ブレーキすべてを自動化するのは日本のメーカーでは初めて。

フ ロントガラスの中央上に設置されている車載カメラで前を走る車と両側の白線を認識。運転手が設定した車速(約30―100km/h)を上限に、前方車両と の車間距離を一定に保ち、自動でアクセルとブレーキをコントロールするほか、車両が道路中央を走るようハンドルを制御する。渋滞中に止まってもブレーキを 踏まずに自動停止してその状態を維持。3秒程度なら操作なしで、それ以上ならアクセルを踏むかボタン1つで再発進できる。

逆 光になったり、雪や土砂などが積もって白線が見えなくなると、車載カメラが白線を認知できないため、自動運転機能は使えなくなる。また、道路交通法では、 ハンドルなどの操作がすぐできるよう運転手に義務付けているため、プロパイロットでは運転手がハンドルから手を約4秒離すと前方の7インチ画面に警告が出 て、10秒後には自動運転が解除されるように設定してある。

日産、高速道路の一車線で自動運転可能に 8月発売「セレナ」で採用 © REUTERS 日産、高速道路の一車線で自動運転可能に 8月発売「セレナ」で採用

日産は自動運転技術について、2018年には高速道路で車線変更ができるようにするほか、20年には一般道路でも走行できる自動運転車の販売を目指している。

(白木真紀)