米アマゾンも「1兆ドル企業」=アップルに続き2社目

【シリコンバレー時事】4日の米株式市場で、アマゾン・ドット・コムの株価が上昇し、株価に発行済み株式数を掛けて算出される時価総額が一時1兆ドル(約111兆円)を上回った。小売業界に価格破壊をもたらしたインターネット通販の巨人が、8月に大台に到達したアップルに続き、米企業で2社目の「1兆ドル企業」となった。

米企業の時価総額レースでは、マイクロソフトや、グーグルの親会社アルファベットも1兆ドルをうかがっており、IT業界の勢いが鮮明だ。アマゾンの株価は1000ドルを突破した昨年5月から約2倍になり、好調なIT銘柄の中でも上昇が際立っている。

この日の終値は前週末比1.33%高の2039.51ドルだった。

アマゾンは、1994年にジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が設立し、オンライン書店として成長した。近年は、自然食品スーパー大手を買収し、実店舗とネットの融合を推進。ネット経由でデータ管理を請け負うクラウド事業でも他社に先行し、利益が急拡大している。

一方、トランプ米大統領は「小売業者を倒産に追いやっている」とアマゾンを批判。米郵政公社に不当な低料金で配達させていると訴えるなど、政治的な摩擦が生じている。