塚原光男副会長が生出演 どこまでも逃げの技乱発に、加藤浩次もお手上げ

体操の宮川紗江選手(19)がパワハラを受けたと主張している問題で、日本体操協会は10日(2018年9月)、塚原光男副会長(70)と塚原千恵子・女子強化本部長(71)の職務一時停止を決定した。これにより、2人は10月25日にドーハで開かれる世界選手権にはタッチできないことになった。

そんな中、告発された側の当事者、塚原副会長が11日、「加熱する報道を鎮静化させたい」とスッキリに生出演した。

職務の一時停止については、「ドーハに向けて計画を立てて長い時間やっていましたので、千恵子強化本部長はショックを受けている。リーダーシップをとってきた強化本部長がいないということは…」と不満そうな様子だ。

密室で未成年の選手1人に進退の話をする?

宮川選手が主張するパワハラ問題については「パワハラの判断基準は色々ありますが、私たちは選手や指導者たちに指導する役割を実行してきただけだと考えています」と説明。パワハラという認識はないようだ。

7月15日、宮川選手を部屋に呼び出し、千恵子氏が「暴力の事実を認めないとあなたが厳しい立場になる」などと発言したことについては、「部屋に呼び出したのは通常のミーティングの一環。速水元コーチの暴力や二重契約問題について、当たり前に事実を確認しただけで、脅したつもりはない」と主張。「オリンピックに出られなくなる」という発言については、脅しではなく、競技力が落ちていることを心配しての言葉だったと説明した。

司会の加藤浩次が「実際に宮川選手本人が脅されたと感じ、恐怖を感じた」という事実を何度突きつけても、そのことに関しての明確な回答はなかった。平行線の会話に、加藤は「ニュアンスが違う? 認識が違うってことですか?」と顔を曇らせるしかなかった。

加藤が「『2020に参加しなかったら五輪に出られない』という発言は、ニュアンスうんぬんではなく、トータルでパワハラになるのではないですか?」と突っ込むと、「2020東京五輪特別強化選手」の説明をし始めた副会長。質問に真正面から答えず、かわす姿勢が目立った。

ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)が「ミーティングはひとりで行かないと行けないのですか? 密室で、未成年の選手1人に対し、進退に関わるような重要な問題を話すべきではなかったのでは?」と聞いても、塚原副会長は「色々な場合があります。彼女の場合は暴力の問題など抱えていましたので」と、疑問には答えなかった。