ナンパ塾長 警察の半端ない執念で逮捕

ついに本丸が逮捕された!! これまで塾生から3人の逮捕者を出してきたナンパ講座「リアルナンパアカデミー(RNA)」の塾長で会社役員の渡部泰介容疑者(42)が、11日までに女性への準強制性交等の疑いで逮捕された。女性をモノ扱いしてヤリ捨てにするサイテー集団のボスの逮捕の裏には、警察の半端ない執念があった。

渡部容疑者は、大量の酒を飲ませ抵抗できない状態の20代派遣社員の女性に乱暴したとして、警視庁新宿署に10日、逮捕された。塾生で既に集団準強姦容疑で逮捕、起訴されている無職の大滝真輝容疑者(29)も準強制性交等容疑で再逮捕された。

2人の逮捕容疑は、共謀の上、昨年11月、ナンパした女性を酒に酔わせ、新宿・歌舞伎町のホテルでわいせつな行為をした疑い。大滝容疑者が「間違いありません」と容疑を認める一方、渡部容疑者は性行為は認めつつ「酒を飲ませて抵抗不能にした事実はありません」と否認している。

RNAでは、ナンパした女性と遊ぶ中で罰ゲームとして度数の強い酒を飲ませ、意識がもうろうとしたところを数人で代わる代わるレイプしてきた。これまで大滝容疑者を含む3人の塾生が逮捕されていたが、ついに塾長も逮捕された。

渡部容疑者らは昨年11月12日午後11時ごろ、仕事を終えて歌舞伎町のドン・キホーテ前で信号待ちをしている都内の20代派遣社員の女性に、大滝容疑者が「飲み行かない?」と声をかけた。悩む女性に塾長がすかさず「帰りのタクシー代出すよ」と声をかける。居酒屋で緊張をほぐし、ラブホテル下のダーツバーに移動してテキーラを2~3杯イッキ飲みさせると、上のホテルに移動。さらに罰ゲームで酒を4~5杯飲ませて完全に潰した。

「塾長はトイレでぐったりした女性をベッドまで引きずり、自身のスマホでハメ撮りを始めた。続いて大滝が交代して覆いかぶさった」(捜査関係者)

意識が混濁した女性は撮影されていることにさえ気づかなかった。自分をレイプしている男が途中で代わったことにようやく気づくほどの酩酊状態だったという。行為が終わり、朝になって隣で寝ていた塾長からタクシー代を手渡されてホテルを出た。

「最後に優しくするのもRNAの手口」(同)だという。

通常、RNAでは同塾が管理する「ハウス」と呼ばれるマンションの一室に女性を連れ込む。今回、ラブホテルを利用した理由は「当時、別のメンバーが(ハウスを)使っていて、空いていなかったから」(同)。

交際男性とのデートの予定がキャンセルされたことにイライラしていた女性は「愚痴を聞いてくれるなら…」と応じてしまったことを後悔している。「ナンパに乗ったのは生まれて初めてだった。彼氏への罪悪感と自己嫌悪から警察に行けなかった」と話している。

女性をモノのように扱う指導で3人の逮捕者を出しながら、その後もツイッターで司法批判や被害女性へのセカンドレイプを繰り返す塾長に、警察も怒りを爆発させていた。家宅捜索によって、塾長のスマホから事件当時の女性とのハメ撮りデータが見つかった。しかし、女性の連絡先は分からない。捜査員は手がかりの少ない中、必死に女性を捜し当てた。そして、今年8月1日に被害届を受理することができた。

RNAの講座やテキストの中で「自衛のために和姦の証拠を残せ」と、口すっぱくハメ撮りを指導しているやり方がアダとなったわけだ。

本紙はRNAメンバー同士のLINEのやりとりを入手。今年5月に塾生が逮捕された後に作成されたグループのタイトルは「メンバーを偲ぶ会」。塾長は「輪姦仲間アカデミー略してRNA」「名前変えよかな」と発信している。悪びれない態度だが、今度は自らが「偲ばれる」立場になった。余罪もあり、捜査が進んでいる。

10年前に設立されたRNAには医師や会社経営者や学生など全国に100人あまりが在籍する。

新宿署では「女性蔑視も甚だしい。組織を壊滅させる」と闘志を燃やして、今も被害者からの情報提供を受け付けている。