越首都ハノイ市当局、市民に犬肉食をやめるよう呼び掛け 猫肉も

【AFP=時事】ベトナムの首都ハノイ市当局は11日、人気が高い犬肉が市のイメージを傷つける上、狂犬病をまん延させる恐れがあるとして、市民に犬肉食の習慣をやめるよう呼び掛けた。

屋台の食べ物がおいしいことで有名なハノイ市内各地の市場や食料品店では、焼いたり、煮たり、蒸したりした犬肉を見かけることができる。市民たちは昔から、犬肉を酒やビールと一緒に食べてきた。

しかしハノイ市人民委員会は11日、狂犬病など動物由来感染症がまん延することを防ぐため、犬肉食をやめるよう市民に警告した。

さらに、ベトナム料理のメニューに「小さなトラ」と記載されることが多い、猫の肉を食べることもやめるよう呼び掛けた。猫の肉は犬ほどの人気はないものの、地方では現在も容易に手に入る。

そうした中、市当局は声明で、こうした動物の殺し方は残酷であることが多く、徐々にやめていくことを期待していると述べた。

また、たいていペットとして飼育される動物の肉を食べることを外国人はタブー視することが多く、そうした人々の間で「文明的で近代的な首都」としてハノイの評判を保つことが問題になると説明。「犬や猫を取り引きしたり、殺したり、肉を利用したりすることは、ハノイへの旅行者や国外からの移住者に否定的な反応をもたらす」と主張した。

ハノイ市内には犬や猫が約49万3000匹いるとされ、その大半はペットとして飼育されている。その一方で、犬や猫の肉を販売する商店は1000軒ほどあるという。【翻訳編集】AFPBB News