<クルーズ船>最大級の新造船、東北へ 秋田や石巻が寄港候補

東北各港に来港する最大級のクルーズ船をさらに大型化した新造船「MSCベリッシマ」(予定乗客定員5714人、16万7600トン)が2020年に日本で運航を始め、東北にも寄港することが24日、分かった。受け入れ環境が整う青森、秋田、酒田、石巻のいずれかが寄港地に選ばれる見込み。
ベリッシマは、現在あるクルーズ船「MSCスプレンディダ」(乗客定員3274人、13万7936トン)=パナマ船籍=の後継船。19年3月にヨーロッパで就航し、20年からアジアで運航する。
関係者によると、20年に横浜港を起点にした日本一周クルーズを6、7回計画している。東北の港では青森と秋田が、世界最大の22万トン級の船でも接岸可能な岸壁整備を進めている。酒田、石巻も16万トン級を受け入れることができる。
運航会社MSCクルーズジャパン(東京)の担当者は「寄港先は旅行会社などと調整している。ルートや販売方法は今後公表する」という。
24日はスプレンディダが秋田港に初入港した。運航に関する代理店の担当者は「大型船でも安心して着岸できる岸壁を整備してもらった」と評価した。
東北経済連合会によると、20年東京五輪・パラリンピックに合わせ、他にも東北への大型クルーズ船寄港の動きがあるという。
小野晋常務理事は「東京港にもこれから発着所ができるなど、クルーズ船運航は活発だ。太平洋側から日本海側に抜けるルートを確立させたい」と話した。