ドローンで戸建て住宅を無料点検 異常気象の傷み 早期対策で安全確保

NPO法人のドローンサポート東北(宮城県村田町)が、小型無人機ドローンを使った一戸建て住宅の無料点検を実施している。住宅は近年、激しい暴風雨や猛暑といった異常気象で傷みやすくなっており、重大な被害につながりかねないケースもある。同法人は足場を組む必要がなく、短期間で安全に点検できるメリットを生かして損傷を早期に見つけ、住民の安全確保につなげる。
無料点検の対象は宮城県内の一戸建て住宅で、アパートやマンションは有料になる。操縦者がドローンを操り、目が届きにくい屋根や雨どい、外壁を撮影し、ひび割れや融解の有無などを画像でチェックする。
今年春に点検を始め、築15~35年ほどの約15棟で実施。このうち、仙台市内の一戸建て住宅は雨どいや屋根瓦が落下する寸前だったことが判明した。
ドローンサポート東北は今後、県建築士事務所協会(仙台市)と連携する方針。協会加盟の建築士ら専門家が点検結果を住宅の所有者らに説明し、修繕が必要な場合は方法をアドバイスしたり、業者を紹介したりする。
ドローンサポート東北の後藤賢一副理事長は「最近の台風や大雨、大雪によって屋根の劣化部分から水が漏れる事故などが各地で発生している。屋根の破損による二次的な被害を防ぐためにも、ドローンによる点検が必要」と話す。
協会関係者は「点検結果は補修の判断材料となり、おおよその補修費用も分かる。劣化を放置し続けて深刻な損壊が起きれば、補修費用は多大になる。早めに対応すれば費用を抑えて住民の安全も確保できるはずだ」と見込む。
連絡先は後藤副理事長090(3753)8765。アドレスdstohoku@gmail.com