スーパー玉出・創業者逮捕の影響で「飛田新地」消滅?

万博開催決定の影響か!? 大阪市西成区の“ちょんの間”料亭街「飛田新地」で、売春に使われると知りながら暴力団幹部側から店舗の賃料を受け取っていたとして、大阪府警捜査4課は3日、激安スーパーで有名な「スーパー玉出」創業者の前田託次容疑者(74)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で逮捕した。先頃決まった2025年開催の「大阪万博の影響では?」との声がささやかれているが、どういうことなのか――。

逮捕容疑は3~5月、飛田新地の料亭「銀河」(閉店)の賃料3か月分135万円を、売春の売り上げの一部と知りながら2回にわたり受け取った疑い。捜査4課は認否を明らかにしていない。

同課によると、この料亭はスーパー玉出の店舗跡地にあり、土地・建物を同社や関連会社が所有。賃料はペーパーカンパニーを通じ、定期的に同社名義の口座に振り込まれており、2014年6月の料亭開業以降、総額2000万円の賃料があったとみている。

同課は5月、料亭で女性従業員に売春させていたとして、指定暴力団山口組極心連合会幹部らを売春防止法違反(周旋)容疑で逮捕しており、前田容疑者と暴力団との関係も調べている。

スーパー玉出は、パチンコ店を思わせるド派手な黄色の外観と、激安セールで大阪人では知らぬ者がいないほどのインパクトを持つ有名店。府内を中心に40店舗以上を展開していたが、2年前にベトナムや中国籍の留学生の不法就労や従業員の長時間労働で前田容疑者らが書類送検されるなど、きなくさい話も多かった。今年7月に約45億円でスーパー事業を譲渡していた。

事情通は「もともと山口組直系の別の有力団体と付き合いがあり、ヤクザ相手に金貸しもやっていたと聞いている。山口組の分裂で六代目側についた極心連合会と付き合いを続けていたことで、今回の逮捕につながったともいわれています」と話す。

今回の摘発については、2025年国際博覧会(万博)が大阪に決まった影響を噂する声が上がっている。

「万博が決まって、飛田新地の浄化作戦が始まると噂されている。ただ、飛田遊郭だった街は1958年の売春防止法(に伴う『赤線』廃止)以降も飛田料理組合として営業を続け、ファンも多い。今回の逮捕が“ちょんの間街”そのものの存続にも影響を与えるのか、みんな心配してます」(地元関係者)

10月8日には日本テレビ系特別番組「かたせ梨乃が進駐軍の前で踊り狂った時代…とマツコ」が放送され、普段は撮影禁止の飛田新地が全国放送された。歴史ある街並みや料亭内部の映像に20~30代など若い世代の反響があり、外国人旅行者も増えているという。

「冷やかしの客や料亭内の女性を無許可で盗撮し、ブログにアップするような無粋なやからも多い」(同)

事件によって男のロマン・飛田新地がなくなることはなんとか避けてほしいものだが…。