<スマホ決済>仙台の飲食店など45店舗、中国の決済サービス開始

仙台市の飲食店など45店舗は1日、中国で広く普及しているQRコード決済サービスの取り扱いを開始する。中国の旧正月に当たる春節(2月5日)に合わせ、多くの中国人観光客の来日が見込まれている。支払いの利便性を高めて盛んな消費需要を取り込み、商店街の活性化につなげる。

 取り扱うサービスは、「アリペイ」と「ウィーチャットペイ」。アリペイは約8億7000万人(2018年3月現在)が、ウィーチャットペイは約10億人(同年9月現在)が利用する。
 店の専用タブレット端末に支払金額を入力し、客のスマートフォンに表示されるQRコードを読み取るなどして決済する。
 45店舗は大半が青葉区の中心商店街にあり、訪日外国人旅行者(インバウンド)に人気の高い化粧品や貴金属のほか、雑貨や衣料品などを販売する。
 居酒屋経営の「集合郎」(青葉区)は、グループ4店でサービスを導入。山本聖彦専務は「中国の方々に安心して来店してもらい、仙台の食の素晴らしさを伝えたい」と話す。
 45店舗のうち38店舗は1~28日、中国人を対象にしたキャンペーンも行い、仙台名物の食品の引換券などをプレゼントする。
 仙台市と仙台商工会議所、市中心部商店街活性化協議会、アリペイなどの代理店を担う日専連ライフサービス(仙台市)が連携し、導入に向けて取り組みを進めてきた。タブレット購入費の一部を補助して初期投資を抑えたり、決済関連手数料を一般的な水準よりも低く設定したりした。
 市によると、17年の市内の外国人宿泊者数のうち、中国人は約3万人で、トップの台湾人の約6万4000人に次いで多い。08年の約8400人と比べて3.5倍に拡大している。
 市地域産業支援課の担当者は「仙台中心部に中国人観光客が消費しやすい環境を整備し、訪れる人を増やしたい」と話す。