東北の訪日宿泊者100万人突破 祭りや雪の魅力浸透、夏・冬で増加

東北運輸局がまとめた2018年1~11月の外国人宿泊者数は、東北6県で延べ112万1210人となり、07年に調査を開始して以来初めて100万人を上回った。夏祭りや雪の魅力が浸透し、夏場と冬場の宿泊者数が増えた。国際定期線の就航やチャーター便の誘致も後押しした。

 東北各県の延べ宿泊者数は表の通り。宮城が31万3550人で最も多く、青森が27万5170人で続いた。前年同期比の伸び率は宮城が36%でトップ。岩手、山形が27%で続いた。
 各県や運輸局のプロモーション活動が成果に結びついたのに加え、岩手は花巻空港で8月、初の国際定期線となる台北線が就航。山形はスキーや樹氷を目当てにした観光客が増えた。
 国・地域別では台湾が全体の4割を占め、47万610人で最多。中国が17万5990人で続いた。東南アジア各国の伸びが目立ち、タイが5万7670人(前年同期比39%増)、シンガポールは1万6350人(同78%増)だった。
 月別の伸び率は1~3月にいずれも前年比40%増を超え、8月は50%増えた。東北運輸局の担当者は「従来は桜と紅葉の季節に集中していたが、夏と冬の集客で全体が底上げされた」と分析した。
 一方、北海道胆振東部地震や台風の影響で9月以降の伸び率は鈍化し、9月11%、10月1%、11月8%にとどまった。
 運輸局のまとめは、従業員10人以上の宿泊施設が対象。観光庁の発表は従業員10人未満の施設も含み、2017年の宿泊者数は101万8560人だった。