<復興道路>三陸道の整備、重要性考える 東京で講演会

国が東日本大震災の復興道路と位置付けて整備を進める三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)を中心に、被災地の道路網整備の重要性を考える講演会が11日、東京都内であった。
 震災当時、東北地方整備局長として復旧作業に当たった徳山日出男政策研究大学院大客員教授が講演。宮城、岩手両県で整備が進む三陸道の活用策として「各地にある震災の伝承施設を道路で巡り、多くの災害を克服してきた歴史を伝えるルートとして活用できないか」と提案した。
 震災後に同局長として道路整備を担った川滝弘之日本みち研究所専務理事は、事業化の際に防災面の評価が加わったことや民間企業との連携で大幅な工期短縮につながったことを説明。「通常は着工まで3~4年かかるが、三陸道は2年目で着手した。関係機関が一丸となって取り組んだ結果だ」と話した。
 講演会は建設コンサルタンツ協会(東京)が主催。協会が戦後の国内の代表的なインフラ事業を選定するプロジェクトに国道45号と三陸道が選ばれたことを記念し、開催した。