平成で一番“使われた曲”は? JASRAC、分配額トップ100を発表 「CDから配信」へ

日本音楽著作権協会(JASRAC)は4月17日、平成元年から31年までの著作権使用料分配額トップ100を発表した。1位はSMAPの「世界に一つだけの花」(作詞・作曲:槇原敬之)、2位は五木ひろし・木の実ナナの「居酒屋」(作詞:阿久悠、作曲:大野克夫)、3位はアニメ「エヴァンゲリオン」のBGM(作曲:鷺巣詩郎)だった。利用分野構成比の推移を見ると、平成後期にかけて、CDから配信に移ってきたことが分かる。

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平成元年~31年の分配額上位100作品(JASRAC調べ)

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上位10作品の利用分野別構成比

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平成元年~9年の上位50作品

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平成10年~19年の上位50作品

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平成20年~29年の上位50作品

 JASRACは、作詞・作曲者から著作権を預かり、テレビやラジオ、CD/DVD、カラオケ、ライブ、配信などで信託楽曲が使われた際に使用料を徴収。作詞・作曲家に分配している。分配額の合計は、平成元年は518億円だったが、平成30年度には1126億円と、30年間でほぼ倍増した。

 分配額ランキングの傾向を見ると、平成初期は、テレビドラマの主題歌が上位に入る一方で、昭和に生まれた楽曲もカラオケを中心に全国で歌われ、中期は「世界に一つだけの花」をはじめとしたヒット曲のほか、アニメなどの映像作品への利用が上位に入った。後期は動画投稿サイトでの利用やライブでの使用が増えた、とJASRACは分析している。

 利用分野別構成比の推移からも、「CDから配信」への流れが見て取れる。平成元年度(1989年度)・10年度(98年度)はそれぞれ、「CD等」が4割以上を占めていたが、平成20年度(08年度)には18.3%、平成30年度(18年度)には9.4%に激減。「配信」は平成13年に管理を開始。平成20年度には7.6%、30年度には14.3%に伸びている。

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各年度の利用分野別分配額構成比