歩行者はねた自転車運転、10代が最多36%

2014〜18年の5年間に全国で起きた自転車が歩行者をはねた死亡・重傷事故で、自転車を運転していた1528人を警察庁が分析したところ、10代が最多の36%を占めたことがわかった。スマホ操作やイヤホンで音楽を聴くなどの「ながら運転」による事故も相次いでおり、全国の警察本部は、5月11日から始まる「春の全国交通安全運動」で自転車の指導取り締まりを強化する。

 警察庁によると、自転車対歩行者の事故で、自転車を運転していた1528人のうち、10代は555人。高校生が301人で最も多く、中学生(132人)の約2・3倍だった。高校生の事故の約4割は、登校時間帯の午前7〜8時台に集中していた。8割近くは安全運転義務違反や、一時不停止などの法令違反があったという。

 イヤホンで音楽を聴いたり、スマホを操作したりする「ながら運転」による事故も相次いでいる。昨年6月、茨城県で歩行者の男性が自転車にはねられて死亡した事故では、男子大学生がスマホを見ながらマウンテンバイクを運転していた。

 一方、自転車乗車中に車にはねられるなどして死傷した高校生のヘルメット着用率は1割未満だったことも判明。致死率は、ヘルメット着用時は0・20%だったのに対し、非着用時は約2・5倍の0・52%に達した。警察庁は、交通安全運動でヘルメット着用も呼びかける方針。