<聖火リレー ルート発表>「被災地の姿内外に発信」首長ら歓迎

2020年東京五輪の聖火リレーで、宮城県内は東日本大震災の沿岸被災地を通るコースに決まった。各自治体のトップらからは「復興が進む姿を発信できる」と歓迎の声が上がった。
 県内の聖火リレーの出発地点となった気仙沼市の菅原茂市長は「大変光栄に思う。復興支援への感謝と復興へ進む姿を世界に発信する重要な目的を持つ」と強調した。
 コースに沿岸部の慰霊公園「千年希望の丘」が組み込まれた岩沼市。菊地啓夫市長は「被災者が支援してもらい、元気になったというメッセージを伝えたい」と思い描く。
 塩釜市の佐藤昭市長は、20年度末で終了する国の「復興・創生期間」を引き合いに「復興した姿を国内外に発信する」と意気込む。
 東松島市の渥美巌市長は「未来を担う子どもたちの夢と希望が膨らむ復興五輪になるよう機運醸成に努めたい」とコメントした。
 亘理町はイスラエルの復興「ありがとう」ホストタウンに登録されている。山田周伸町長は「心温まる支援に感謝し、町の魅力と復興の姿を発信したい」との談話を出した。
 リレー2日目の最終地点となる利府町は、01年のみやぎ国体の主会場だった。県スポーツ協会の鈴木省三会長は「沿岸被災地を回り、利府町に聖火が戻ってくるのは意義深い。新しい宮城のスポーツをつくる決意を持ち、県民の機運を盛り上げていきたい」と力を込めた。