定禅寺通 もっと魅力を にぎわい創出へアイデア次々 仙台で官民組織がパブリックミーティング

仙台市中心部のシンボルロード、定禅寺通の活性化を話し合うイベント「定禅寺通パブリックミーティング」が9日、青葉区のせんだいメディアテークであった。市民ら約140人が参加し、定禅寺通や周辺エリアの魅力を高め、にぎわいを創出する方策を考えた。

 「定禅寺通エリアで仕掛ける」をテーマに、まちづくりに関わる4人のパネリストが意見を交わした。
 三菱地所東北支店の森富士夫氏は不動産業の経験を踏まえ「(通りの顔になる)建物の1階は賃料が高く、売上高の多寡で入居店舗が決まる」と指摘。魅力を高める方策として「あえて賃料を引き下げて個性的な店を誘致し、エリア全体の価値を高めることも一つの手ではないか」と語った。
 ケヤキ並木を挟んで南北に3車線ずつあり、市バスを含めた自動車の通行量が多い現状にも言及。「車線の数を減らせば通行量が少なくなり、結果的に定禅寺通を歩く人が増えるのではないか」と問題提起した。
 沿道の老舗洋菓子店「とびばいさ甘座(あまんざ)」工場長の渡辺靖水(きよみ)氏は「定禅寺通もエリアは広く、時間帯により客層も異なる。ひとくくりに活性化を考えるより、場所や時間ごとにアイデアを検討すべきだ」と述べた。
 会場からも意見が出され、泉区の会社員服部忠司さん(47)は「定禅寺通は昼に開かれるイベントが多いが、にぎわいづくりのためには、夜のイベントも必要ではないか」と提案した。
 イベントは定禅寺通周辺の商店主、町内会代表、不動産所有者、市などでつくる官民組織「定禅寺活性化検討会」が初めて開いた。