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色々なものが雑多にファイリングされています。

20代若者が好きなカフェ 突如ランクインした「Gong cha」とは

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約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。若年層がよく利用するカフェやファストフード店を見ていくと、選ばれるのは、安くてうまくて早いに加えて、ポジションが明確な店。今話題のタピオカを扱う台湾茶専門店「Gong cha」の人気も急上昇している。

20代若者が好きなカフェ 突如ランクインした「Gong cha」とは(画像)

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 街にあふれるカフェやファストフード店。遅めの時間のランチなど、時間帯にかかわらず食事できる店も多く、仕事や読書をしてもいい。たとえ安価なコンビニコーヒーがはやっても、ちょっとした出費で自由度高く過ごせるこうした店は、どこもそれなりに混み合っている。

 今回は、ブランドデータバンクが約3万人に聞いた「よく利用するカフェ・ファストフード店」から、20~24歳のデータを抽出。男女に分けて、10~60代の全世代のデータと比較した。

 各世代の毎月の小遣いを調べると、20~24歳男性の平均小遣いは2.6万円、20~24歳女性は2.7万円、10~60代までの男女全体は3.1万円だ。小遣いにそこまで大きな開きはないとすると、それぞれ選ぶ基準はいったいなんだろうか。以下、女性と男性の「よく利用するカフェ・ファーストフード店」ランキング表を基にトレンドを分析しよう。

女性は「ゴンチャ」「和スイーツ」が突如ランクイン

 20~24歳女性のランキングは面白い(下に女性ランキング20位まで掲載)。全体と20~24歳男性では首位の「マクドナルド」を抑えて、堂々の1位に輝いたのは「スターバックスコーヒー」。JR山手線の駅には、1駅につき複数のスタバがある場合もあるが、それでもガラガラのスタバをほとんど見たことがないのは、この層の女性が利用しているからに違いない。定期的に出る新作フラペチーノは、どうしても飲んでおきたいのだろう。

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 スタバと言えばやはり、他の店にはまねできない大人の雰囲気のインテリア。簡単に言えば、落ち着いた色みを基調とし、チープさがない内装が特徴だ。フラペチーノや食べ物を撮影する際も、背景に入り込んでくる店の風景が、写真の出来を数段引き上げてくれる。

 20~24歳女性では、同世代の男性と同様に、5位「ミスタードーナツ」、7位「サーティワンアイスクリーム」が全体と比べて高い順位となっている。フラペチーノにドーナツにアイスクリーム。若い女性は甘いものが好きという、当たり前とも言える現実が、今回あらためて明確になった。

 そして、最も興味深いのが、20~24歳女性のトップ10に突如ランクインした10位「Gong cha(ゴンチャ)」の存在だ。ゴンチャは、20~24歳男性でも13位にランクイン。若者が好きなカフェ、ファストフード店と言える。

 ゴンチャは、台湾茶を飲めるカフェ。高品質な台湾茶をベースに、甘さやトッピングなど、好みに応じてカスタマイズできるのが特徴だ。中国で皇帝に最高品質の茶を献上する「貢茶(ごんちゃ)」を店名の由来とするゴンチャは、2006年に台湾で誕生し、日本には15年夏に1号店をオープン。現在(2019年6月24日時点)、日本国内に37店舗、アジアやオセアニア、北米エリアなど、世界で約1400店舗を展開する、世界最大規模の台湾茶カフェチェーンなのだ。

 台湾茶と並ぶゴンチャの看板メニューがトッピングのパールだ。パールとは、キャッサバという芋の根から作るデンプンを丸くしてゆでたもの。つまりゴンチャは、今あちこちで話題の、タピオカミルクティーを飲めるカフェなのだ。

 もうひとつ、20~24歳女性特有の人気店が12位の「nana’s green tea」。はやりは若い女性から生まれるとすると、全体にも20~24歳男性にも見られないこの結果に、次なるブームの予感が潜む。世代にかかわらず万人受けする、抹茶やほうじ茶をベースにした和スイーツドリンクは、一度はやりに乗れば、タピオカ以上の人気になりそうだ。

若い男性は甘いものも肉も好き!

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 前ページに掲載した全体のランキングは上位から、1位マクドナルド、2位スターバックスコーヒー、3位「ドトールコーヒー」、4位「コメダ珈琲店」、5位「モスバーガー」と続く。20~24歳男性の結果も上位4位までは同一だ。

 全体のトップ10は、コーヒーならドトール、軽食ならコメダ、パスタなら「タリーズコーヒー」、チキンは「ケンタッキーフライドチキン」といった具合に、ポジションが明確な店がそれぞれ選ばれていることに気づく。全体と20~24歳男性を比べると、10位までが同じ顔ぶれという結果となった。

 20~24歳男性の5位には、全体5位のモスバーガーに替わってミスタードーナツが、9位にはサーティワンアイスクリームがランクイン。全体と比べると、わずかではあるが、甘いものを求めてミスドやサーティワンを訪れる、若年層男性が比較的多く存在することが分かる。

 20~24歳男性特有の人気店と言えるのが、圧倒的首位を記録したマクドナルドや10位「バーガーキング」、20位「J.S.バーガーズカフェ」だ。甘いものも好きだが、若い男性が好きなのは、やっぱり肉なのだ。 Brand Mapとは?
対象セグメントが所有・愛用するブランドの相関関係をビジュアルで表現したもの。対象セグメントに好まれている順に縦に並べた。「平均的」の線からの距離は3万人全体での所有・愛用率との比較を示している。平均的の線上にある場合は3万人全体と所有・愛用率が同じことを意味する。右に行くほどそのブランドが対象セグメントに相対的に好まれており、左に行くほど対象セグメントに好まれているわけではないことになる。