「虫」を食べて環境保護、オランダの大学教授が推奨

[ワーヘニンゲン(オランダ) 18日 ロイター] 熱帯雨林を守り、二酸化炭素の排出量を減らすことができるだけでなく、食生活の改善や健康増進、食費削減にも繋がるとして、オランダの大学教授が虫を食べることを推奨している。
 ワーヘニンゲン大学のArnold van Huis教授は、虫が同量の牛肉よりもたんぱく質を多く含み、低コストで飼育できる上、水の摂取量も少なく、二酸化炭素をあまり排出しないと説明。
 問題は心理的なものだと述べ、「子どもは問題なく虫を食べることができるが、食習慣が築き上げられてしまった大人は食べられない。挑戦し慣れることだけが、思考を変えられる」と話した。
 グルメな人を満足させることができる虫料理のレシピ本を出す計画もしているという同教授は、講演や試食会のほか、オランダの農場で食用に飼育された虫の料理法を教えるシェフのレッスンも開催。
 レシピ開発では地元の料理学校と手を組んでおり、ゴミムシダマシの幼虫のキッシュや虫入りのチョコレートなどを考案したシェフのHenk van Gurp氏は「何が入っているのか、食べる人に見えるようにしている。国際的に活躍するシェフが虫料理を始めれば、ほかの人も追随するだろう」と語った。
 Huis教授によると、肉の消費量は2050年までに2000年比で倍増すると予想されている。また、現状で農地の70%は家畜の飼育に使われており、これ以上拡大することはできないという。