仙台市地下鉄IC乗車券 ポイント制度を採用

 仙台市が、2013年度に地下鉄南北線への導入を目指しているIC乗車券の概要が19日、分かった。全国的に主流となっているプリペイド方式を採用し、利用額に応じてたまるポイントを運賃の支払いに充てられる制度を導入。クレジットカードからの自動入金機能を付けることなども検討し、利便性の向上を図って公共交通機関の利用を促進する。
 IC乗車券は、自動券売機などで入金し、その金額を運賃支払いに充当することができる仕組み。従来の磁気カードの割り増し分に代わるサービスとして、ポイント制度を採用する。
 今後、電子マネーや、クレジットカード引き落としで自動的に入金される機能の導入も検討。宮城交通との共通利用、JR東日本の「Suica(スイカ)」との連携なども目指す。
 現在、磁気カードで対応している70歳以上が対象の「敬老乗車証」、精神障害者保健福祉手帳などの保有者に発行している「ふれあい乗車証」も、IC化に向けてシステムを構築する。
 運用は13年度の半ばから半年程度、南北線で試験を行った上で本格開始する。15年度には開業予定の地下鉄東西線と市バスに導入。磁気カードは廃止する方針だが、当面は利用が可能な改札機を残す。
 市は総事業費を約100億5000万円と見込む。内訳は、南北線と市バスへの乗車券導入費に約40億6000万円、南北線と市バスの機器更新費に約31億8000万円、東西線の改札設備の新設に約28億1000万円。
 JR各社や首都圏、福岡市などの鉄道事業者・団体は、13年春に各自が発行するIC乗車券の相互利用に向けて協議を始めている。仙台市は、JR東日本との連携は東西線へのIC乗車券の導入以降としており、今後協議していく方針。