<ページェント>仙台・泉に「光の株分け」

仙台の冬の風物詩「SENDAI光のページェント」の実行委員会は9日、今年は青葉区の定禅寺通で12月9~31日に実施し、仙台市泉区の泉パークタウンでも「光の株分け」で初開催すると発表した。ただ、協賛金は現時点で予定額の約3分の1しか集まらない「危機的状況」(実行委)という。
今年で31回目。昨年と同様、定禅寺通(青葉区)の東二番丁通交差点-市民会館間(約700メートル)のケヤキ160本に約60万球の発光ダイオード(LED)をともす。人出は過去最高の昨年(301万人)より3日短い23日間のため、今回は280万人を見込む。
点灯時間は午後5時半から午後10時まで(日曜-木曜)。金、土曜は午後11時まで。22日は木曜だが午後11時まで、大みそかは元日午前0時まで点灯する。昨年は原則午後11時消灯だったが、警備費の高騰などで週末以外は1時間短縮する。
1分間消灯して一斉に再点灯する「スターライト・ウインク」は期間中の午後6、7、8時に実施。市民がサンタクロース姿で定禅寺通をパレードする「サンタの森の物語」は、23日午後5時半から2回行う。
泉パークタウンでは11月12日~来年2月28日(2月16日は除く)、仙台ロイヤルパークホテル周辺などでイチョウの木に定禅寺通と同じLED10万球を施す。開発業者の三菱地所が全面協賛する。
実行委によると、企業や個人からの協賛金は現時点で約1200万円。定禅寺通周辺でも協力に消極的な店舗もあるという。石垣光一朗実行委員長は「募金期間を例年より延ばすなどして、何とか協力を得たい」と話す。実行委のホームページで募金方法を掲載している。

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