とれたて仙台味わって ルート227カフェで地産地消フェア 地元農産物を使った限定メニュー提供

仙台市産の農産物を使った料理を期間限定で味わえる「とれたて仙台フェア」が、青葉区の勾当台公園にあるレストラン「ルート227カフェ」で開かれている。農産物の地産地消を進める市の情報発信事業「とれたて仙台」の一環で、今年で3回目。商品券や農産物が当たる抽選も初めて実施する。30日まで。

 カフェでは、長ネギのマリネ、白菜とミートボールのクリーム煮などを一つの皿に盛り付けた日替わりのプレート(1480円)と、ブロッコリーとベーコンを合わせたパスタ(1280円)を提供する。

 一品料理では無農薬、無化学肥料で育てたコメをたねに入れたコロッケを用意。デザートはリンゴのジュースを加えた生スイートポテト、太白区の秋保ワイナリーのワインで煮た洋なしとチョコレートのマフィン(いずれも480円)を扱う。

 フェアのメニューを注文すると、若林区にある複合観光施設アクアイグニス仙台の物販店で利用できる商品券(2000円分)、市産の環境保全米(2キロ)や大豆加工品が計94人に当たる「ガチャガチャ」に参加できる。

 市は11月をとれたて仙台事業の「地産地消月間」と位置付け、野菜の料理教室なども開催。区役所や商業施設、JA仙台は農産物や加工品を販売する関連イベントも展開する。

 市農業振興課の担当者は「仙台の農業や農産物に興味を持つきっかけになるとうれしい。都市でありながら生産地が近いという特徴を知ってもらい、新鮮な農産物を楽しむ喜びも感じてほしい」と話す。

 カフェの営業時間は午前11時~午後10時。無休。

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