東北財務局は20日、仙台市宮城野区東仙台4丁目の東北公済病院宮城野分院跡地を民間に貸し出す方針を巡り、用途は民間収益施設に、定期借地期間は10~30年に、それぞれ変更すると発表した。昨年2月に公示した入札が不調となり、新たな開発条件でやり直す。
前回の入札は定期借地期間が54年で、社会福祉施設と民間収益施設の複合施設にすることなどが条件だったが、参加が1社しかなく、提案書審査も通過しなかったため、20日の国有財産東北地方審議会で利用方針を見直した。ネックとなった事業期間の長さや社福施設の導入を改めた。
財務局は本年度中に新たな入札を公示し、来年度末には落札者を決めたい考えだ。