仙台塩釜・石巻・松島3港統合 来年1月、国に申請

 宮城県は24日、仙台塩釜、石巻、松島の3港湾の統合を来年1月末にも国に申請する方針を明らかにした。統合港の港湾計画は委員会を設置し、来年3月末までに素案を取りまとめる方針。
 3港統合の在り方を検討してきた県港湾戦略ビジョン策定委員会(委員長・鬼頭平三日本港湾協会理事長)が同日、仙台市内で開かれ、統合の方向性、各港の機能分担や将来像などを盛り込んだビジョンを了承した。
 ビジョン策定を受け、県は来年1月末に港湾区域の変更を行い、国に統合を申請する。同時に港湾計画の素案を検討する長期構想委員会を設け、統合港の具体的な整備方針などを話し合う。策定委員会であいさつした村井嘉浩知事は「ビジョンを基に2012年度中の統合一体化を実現したい。東北の拠点港湾として、さらなる飛躍を果たせるよう全力で取り組んでいく」と決意を述べた。

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