闇バイトの恐怖 模擬裁判劇で 23、24日 東北大生が上演

交流サイト(SNS)を通じて強盗や特殊詐欺などの実行犯を募る「闇バイト」をテーマにした模擬裁判劇「上澄(うわずみ)-学生を喰(く)らう犯罪」が23、24日、仙台市青葉区の東北大百周年記念会館川内萩ホールで開かれる。

 入学したばかりの女子大生が主人公。おしゃれをしてあか抜けていく友人に憧れ、金欲しさに応募したのが闇バイトだったという設定。女子大生は高齢者宅に向かう途中で引き返し、裁判では窃盗未遂罪が成立するか否かが争われることになる。

 学生ら13人が演じ、女子大生の家庭環境や犯行の模様などを描く。実行委員会は「状況次第で誰でも犯罪者になり得る。若者だけでなく、親世代や高齢者もそれぞれの視点で感じ取るメッセージがあると思う」と呼びかける。

 模擬裁判は同大法学部の学生でつくる実行委の主催で73回目。両日とも午後2時開演。前売り400円、当日500円、高校生以下無料。連絡先は実行委022(795)6242。

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