子供の頃、七夕祭りといえば、夜に地域の子供たち(せいぜい小学生まで)が集まって、
ちょうちんにろうそくで、周辺のうちを廻って、歌を歌ってろうそくをもらったのを思い出した。
夜の6時から8時までと、学校で時間が決められていて、
夜に出歩くのは怖かったので、上級生のおにいちゃんにくっついて歩いていたのを
思い出しました。
他人の家の玄関先で
「たけ♪ーに たんざく ♪たなばたまつり ♪おおいにいわおー ♪ろうそくいっぽんちょうだいなぁー」と歌を披露すると、家人がでてきて「はい、ご苦労様でした」と言って、お菓子、飴、ヨーヨー、文房具などを渡されるのです。
「有難うございました」。といって、走って次の家へ向かうのです。
そうです、何を隠そう、函館の七夕は、ハロウィンみたいなものなの。
子供たちがたくさん訪れてくれる家は、幸せがやってくるとか、
色々言われていますが、入りやすい家とそうじゃない家があるのは事実でした。
今はマンションが立ち並んで、昔からの行事とは無縁の人たちもいますが、
長く続いて欲しいです。
あれから、もう30年以上すぎていますが、
パコダテ人には胸がきゅんとなる思い出の日です。