大手電機メーカー「東芝」のフラッシュメモリーについての研究データを、韓国企業に不正に渡したとして、警視庁は元技術者の50代の男の逮捕状をとった。
捜査関係者によると、福岡県に住む元技術者の男は、2008年に、東芝と業務提携していた半導体メーカーで働いていた際、フラッシュメモリーの研究データをコピーした。そして、転職先の韓国の半導体メーカー「SKハイニックス」に、このデータを不正に渡した疑いが持たれている。警視庁は、不正競争防止法違反の疑いで男の逮捕状をとっていて、13日にも強制捜査に乗り出す方針。