米倉涼子(39)が主演を務めるテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜後9・00)の最終回が18日に90分拡大スペシャルで放送され、平均視聴率は27・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが19日、分かった。今年7月クールのフジテレビ「HERO」の初回26・5%を上回り、今年放送された全ドラマの1位に輝き、有終の美を飾った。初回から11週連続して全話20%の“大台”を突破。全11話の期間平均は22・9%。「HERO」全11話の期間平均21・3%、NHK連続テレビ小説「花子とアン」全156話の期間平均22・6%を上回り、期間平均も今年放送された全ドラマの1位に立つ“2冠”となった。
【写真】「ドクターX~外科医・大門未知子~」撮影終了後、花束を受け取り笑顔の米倉涼子(左)と岸部一徳
最終回の瞬間最高視聴率は午後10時19分の31・3%だった。
第1話21・3%、第2話20・9%、第3話20・8%、第4話23・7%、第5話22・2%、第6話23・6%、第7話22・8%、第8話21・8%、第9話21・6%、第10話24・8%とハイレベルに推移した。
民放の連続ドラマのうち、全話20%超えは、若き亀梨和也(28)や赤西仁(30)らが出演した2005年1月クールの日本テレビ「ごくせん」(第2シリーズ、全10話)以来、約10年ぶりの快挙。日本テレビ「家政婦のミタ」(11年10月クール、第1~4話20%割れ)TBS「半沢直樹」(13年7月クール、第1話20%割れ)も成し得なかった偉業を達成した。
孤高のフリーランス外科医・大門未知子(米倉)が金と欲にまみれた病院組織にメスを入れる人気シリーズの第3弾。今回は日本医学界の頂点に立つ「国立高度医療センター」を舞台に、未知子が東西を代表する大学病院の覇権争いに巻き込まれた。
第1弾(12年10月クール)は全8話平均19・1%、最終回24・4%。第2弾(13年10月クール)は全9話平均23・0%、最終回26・9%と大ヒットを記録した。
最終回は、未知子が所属する「名医紹介所」の所長・晶(岸部一徳)が病に倒れ、手術適応外の状態。晶は自らの寿命を悟り、愛すべき弟子に「失敗させたくない」という思いから、未知子による執刀を拒絶する。しかし、未知子は師のオペを強く希望し、遂にはメスを握る…という展開だった。