子どもに感情的に怒ってしまったり、つい手がでてしまったり……お母さんが子どもに対して反省することって意外と多いですよね。その反省を生かして親も子育てしながら成長していくものです。
そして、そんな反省の日々を送る母だからこそ、夫に対しても「どうして子どもの前でそんなことするの!」と思ってしまうこともしばしば。大事な子どもの成長を思えば、影響力の大きい家族の言動は気になるものです。
では実際に、周りの主婦たちは夫のどういった言動を気にしているのでしょうか?
今回は『WooRis』が、子どものいる主婦を対象に「子どもがいる前でやめてほしい夫の言動」の独自アンケートをとりましたので、その結果をご紹介します。
■5位:下ネタを言う
ワースト5にランクインしたのは「下ネタを言う」でした。
男性同士では盛り上がる話題ですが、家族内で下ネタを使われると、小さい子どもの場合は“真似をする”、思春期くらいの子どもに至っては“ひく”と、とにかく妻には評判の悪い言動です。
「下品な話題はやめてほしい!」というのが妻の共通認識ですね。
■4位:言葉遣いが悪い
「てめぇ」や「うるせー」など、言葉遣いについての指摘が4位となりました。
一番身近な親だからこそ、その言葉遣いは子どもに大きな影響を与えてしまいます。
言葉遣いに関しては、筆者の周りの子どもをもつ母親たちからも「子どもを叱ったときに、つい口が悪くなってしまって……」と自分自身の反省を漏らす声もあがりました。
子どもの口調が自分と似ているなと思ったことはありませんか? 子どもはいいことも悪いことも、親からたくさん吸収しています。
■3位:タバコを吸う
タバコは吸っている人にとって、なかなかやめるのも難しいものですが「子どもの前でタバコを吸うのはやめてほしい」という意見が第3位に入りました。
周知の通り、タバコは健康被害をもたらしますので、大事な成長過程の子どもにその煙は吸わせたくないですよね。さらに家の中で吸われると、ヤニや衣服の臭いにも繋がりますので「やめて~!」と思わずにはいられない主婦多数です。
『WooRis』の過去記事「子どもって…ホント正直!小学生から“嫌われるパパ”のヤバい3大特徴」では、タバコやアルコールなど、口臭のきついパパは嫌われる傾向にあるとも紹介しています。嫌われないためにも、子どもの前ではぐっと我慢してほしいですね。
■2位:暴言・暴力・怒鳴るなどの行為
4位に「言葉遣い」の悪さがランクインしましたが、言葉の暴力として「暴言・怒鳴る」、また実際に「暴力をふるう」が2位となりました。
『WooRis』の過去記事「親を見て子は育つ?わが子が“暴力的な子どもに育つ”夫婦のNG行動3つ」で、子どもの目の前で配偶者を罵倒することは、子どもの成長に悪影響を与えかねないと警鐘を鳴らしています。
暴力はもとより、暴言も心理的虐待にあたりますので、必要に応じて第三者機関に相談することを検討したほうがいいかもしれません。
■1位:他人の悪口を言う
そして、堂々のワースト1は「他人の悪口を言う」という結果になりました。
『WooRis』の過去記事「親の暴力は…絶対NG!わが子がいじめっ子に育ってしまう親の行動3つ」でもお伝えしましたが、親が他者への批判や排他的な行動をすることは、子どもがいじめを始める引き金となりかねません!
また、子どもにとって親は絶対的な存在ですから、親が例えば自分たちの親(子どもにとっての祖父母)の悪口を言えば、子どもは祖父母に対して嫌悪感を抱くようになります。
いずれにせよ、“悪口を言うこと”は子どもに悪影響を与えることは言うまでもありません。夫が口癖のように言っているのであれば、はっきりと「子どもの前ではNG」である意志を伝えましょう。
■その他の意見
6位は「オナラ・ゲップ」、7位は「だらしのない恰好」と、生活習慣から見直すべき厳しい意見が。夫としては家でくつろぎたいというのが本音かと思いますが、妻としては子どもに見せたくない夫の姿……といったところでしょうか。
夫には子どもの見本となって欲しいというのが妻の見解。それだけ「期待されているんだ!」と思わせることができれば、夫の生活態度も少しは変わるかもしれません。
いかがでしたでしょうか? 同じ主婦として、共感できると感じたものもあったかと思います。
子どもには「こんな大人にはなってほしくない」と願う妻と、「自由に生きたい」と思う夫との間には大きな溝がありそうですが、子どもを大事に思う気持ちは同じであって欲しいものです。
(ライター 沖田かへ)