【春からまた値上げ!? 】知らないと「損」する電気代が高額になる行為と対策を解説

電気代が高額になる行為と対策

【春からまた値上げ!? 】知らないと「損」する電気代が高額になる行為と対策を解説© ファイナンシャルフィールド

電気代が高額になる行為と節電対策を詳しく見ていきましょう。

冷蔵庫に食材を詰め込み過ぎている

冷蔵庫内に食材を詰め込み過ぎると、消費電力が増えてしまいます。原因は冷蔵庫内の食材が多いことで冷気の流れが悪くなり、庫内の温度が上昇するためです。温度が上昇すると冷蔵庫内が均一に冷えなくなるため、余計に冷却運転が必要となります。

また冷蔵庫内の見通しが悪くなり、ドアの開閉時間が長くなることも消費電力が増える原因の一つです。冷蔵庫内に食材を詰め込み過ぎない対策として以下が挙げられます。

__●できるだけ庫内を整理整頓する

●未開封の缶詰やびん詰、調味料は冷蔵庫に入れない__

古いエアコンを利用している

古いエアコンを利用している人は電気代が高額になっている可能性が高いといえます。一般財団法人家電製品協会の発表によると、 2021年の省エネタイプのエアコンは、10年前の型と比較すると約10%も省エネとなっています。2011年では年間905kWh(キロワットアワー)だった消費電力が、2021年には813kWhまで下がっており、年間電気代も約2850円お得です。つまり、エアコンの買い替え自体が節約になる可能性もあります。

また、図表1からもわかるように、購入の際にはエアコンの能力に最適な畳数を選択することも重要です。

図表1

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ダイキン工業株式会社 適用畳数について(ルームエアコン)

最適な畳数は、図表1のようにカタログなどに記載されています。図表1のとおり、畳数の目安を「8~10畳用」としている場合は、8~10畳に適したエアコンという意味ではなく「木造平屋南向き(和室)なら8畳」「鉄筋アパート南向き(洋室)なら10畳」という意味です。これは、鉄筋住宅のほうが木造住宅よりも気密性が高いことから、部屋の種類によって適用する畳数が異なるためです。

そのため、ライフスタイルや家族に合わせた最適な畳数のエアコンを購入しないと、部屋がなかなか適温にならず、エアコンの設定温度を大幅に調整してしまい、電気代が上がってしまう可能性があります。部屋の間取りや構造、日当たりなど住宅によって最適な畳数が異なる場合があるため、エアコンの最適な畳数を知りたい人は店舗で相談してみましょう。

温水洗浄便座の電源を1年通してオンにしている

温水洗浄便座の電源を通年オンにしている人は多いのではないでしょうか? 意外に見落としがちな消費電力として、温水洗浄便座が挙げられます。

図表2のとおり、暖かい季節になったら温水洗浄便座の温度を低くするか、電源をオフにするだけでも700円の節約につながります。ほかにも、フタを閉めるだけでも920円の節約効果があるため、フタを開けたままにしている人は毎回閉めるよう心がけてみましょう。

図表2

東京都環境局 家庭の省エネハンドブック2022より著者作成

まとめ

「電気代はできるだけ節約したい」と考えて日々節約をしている人も多いでしょう。しかし、猛暑の中エアコンを節約したり、電気代を節約することで家事の時間が増加してしまったりすると、節約に成功しても体調を崩してしまう可能性があります。無理のない範囲から節約をスタートすると、ストレスなく節約ができるのではないでしょうか。

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