昨今では、簡単に格安航空券が手に入るようになり、世界中を旅行しやすくなりましたね。一昔前と比べると、世界一周するのも決して夢ではない時代になりました。
そんな現在、世界で一番人気のある国は改めてどこだか知っていますか?
今回は、2017年の世界各国、地域への外国人訪問者数ランキングをご紹介。さて、日本は何位?
10位:タイ
「微笑みの国」と呼ばれるタイが10位! 2016年の9位からひとつ順位がダウン。熱帯に属するタイは1年を通して温暖で、首都バンコクはアジア屈指の世界都市ですよね。2006年に開港したスワンナプーム国際空港はアジアのハブ空港として発展を遂げています。
タイはバンコク以外にも、チェンマイやアユタヤ、プーケットなど魅力的な地域が多く、一度の旅行では行きれず、リピーターも多い印象です。
9位:ドイツ
ノイシュバンシュタイン城やロマンチック街道、ベルリンの壁など、美しい街並みや歴世的建造物が豊富なドイツが9位。2016年の7位からふたつ順位を落としましたが、一度は訪れたい国ですよね。
ドイツはビールとソーセージが有名で、毎年「オクトーバーフェスト」がミュンヘンで開催されています。しかし、ビールの消費量は世界で4位。なんと1位は14年連続で中国です。ドイツが1位かと思いきや、意外な結果でした。
8位:トルコ
トルコは2016年の10位からふたつ順位がアップして、8位に。アジアとヨーロッパをまたがるイスタンブールをはじめ、奇岩群で有名なカッパドキア、古代都市エフェソスなど、見どころが満載ですよね。世界三大料理のひとつであるトルコ料理も美味しい。
そんなトルコですが、2018年8月にたった1日でトルコ通貨のリラが20%以上も下落しました。その影響で高級品店街で買い物をしようとトルコを訪れる外国人観光客が増えているそう。果たして、2018年のトルコの外国人観光客訪問数はどこまで伸びるのか? 気になるところです。
7位:英国
英国は2016年の6位からひとつ順位を落とし7位。英国=イギリスは、ヨーロッパ大陸の北西岸に位置するグレートブリテン島とアイルランド島北東部、そのほかの島々からなる国です。首都ロンドンのビッグベンやロンドン塔をはじめ、カントリーサイドに位置するコッツウォルやストーンヘンジなど、イングランドだけでも歴史ある観光地がいっぱい。
そのほか、自治権を有するスコットランド、ウェールズ、北アイルランドにも多くの観光地があり、何度も訪れたくなる国だと言えるでしょう。
6位:メキシコ
2016年の8位からふたつ順位がアップしたメキシコ。麻薬カルテルの戦争が激化して、治安が悪化していると聞きますが、カンクンやロスカボスなどのリゾート地は比較的安全だそう。白い砂浜とブルーの海が広がり、ハネムーナーにも人気。
メキシコには、世界遺産であるマヤ文明の「チチェン・イッツァ遺跡」やテオティワカン文明の「テオティワカン遺跡」などもあり、外国人観光客が多いのも納得ですね。
5位:イタリア
イタリアは2016年と同位の5位。ヨーロッパ南部に位置するイタリアは、ブーツや長靴のような形をしていて、首都ローマだけでもコロッセオやスペイン広場、トレビの泉など外せない観光スポットが盛りだくさん。パスタやピザで有名なイタリア料理が美味しいのも魅力です。
また、ヴェネチアやミラノ、フィレンツェなどにも歴史歴建造物が豊富で、この先も人気の観光国であり続けそうです。
4位:中国
中国も2016年と同位の4位。長い歴史を誇る中国には、世界遺産の万里の長城、透き通った湖沼群の九寨溝、天安門広場など、数えきれないくらいの観光スポットがあります。歴史的文化遺産や心を奪うような美しい自然のスケールが大きいのも特徴です。
中華料理は大きく分けて、山東・江蘇・浙江・安徽・福建・広東・湖南・四川と8種類あり、訪れる地域によって調理方法や味つけが異なるのも魅力ですね。
3位:米国
スペインに抜かれひとつ順位を落とした米国が3位に。アメリカと言えばトップクラスの世界都市であるニューヨークや映画やテレビ産業の中心地であるロサンゼルス、カジノで有名なラスベガスが思い浮かびます。しかし、グランドキャニオンやイエローストーンなど国立公園も豊富です。
他にも、ディズニーランドやユニバーサルスタジオなど広大なテーマパークがあり、どこに行こうか悩んでしまいますよね。
2位:スペイン
2016年の3位からひとつ順位がアップしたスペイン。なんと、人口の8倍もの外国人観光客が訪れているそうです。バルセロナやイビザ島などでは観光客が増えすぎて、住人の暮らしにも多大な影響を及ぼしているとか。民泊が増え、騒音問題が起こったり、マンションの賃貸料がアップし、地元民が街を追われてしまうことも。
しかし、スペインは世界遺産の数も世界3位で、バルセロナのサクラダファミリア、グラナダのアルハンブラ宮殿など、一生に一度は目にしたい観光スポットがいっぱい! このままいくと、今後も外国人観光客は増え続けそうですね。
1位:フランス
首位に輝いたのはフランスです。さすがの観光大国だけあり、30年以上も連続で首位を守り続けています。パリでは、2015年11月のパリ同時多発テロ以降、一時的に外国人観光客が減少したそうですが、現在は回復傾向にあるとのこと。
フランスと言えば、パリの観光地のイメージが強いのですが、パリ以外にも世界遺産で有名なモンサンミッシェルやコート・ダジュールの透き通った青い海が魅力的なニース、国際映画祭で有名なカンヌなど見どころが盛りだくさん。フランスには2017年だけで、約8600万人もの外国人観光客が訪れています。ですが、2024年にパリで開催予定のオリンピックに向けて、年間1億人の外国人観光客を目指しているそうです。
気になる日本は何位?
2016年のランキングで日本は世界で14位、アジアで6位でしたが、2017年では世界で12位、アジアで4位に! それぞれ、ふたつ順位がアップしています。
筆者の住む東京でも、毎日のように外国人観光客を見かけるようになりました。2020年の東京オリンピックに向けて、ますます外国人観光客が増えそうですね。
参考:日本政府観光局(世界各国、地域への外国人訪問者数ランキング2017)