宮城県が「観光客の旅費を半額補助」へ!GW前の利用開始を目指す

宮城県が、県内を訪れる観光客の旅費を半額程度助成する方針だという。

「交通費」や「旅費」を半額助成へ

河北新聞の報道によると、宮城県が「県内を訪れる観光客の宿泊代や交通費を半額程度助成」する制度に取り組む方針を固めたという。

補助の対象となるのは、宿泊施設と交通費のパッケージ商品など。また、県内の宿泊施設で利用できる旅行券を割引価格で販売する。

この「旅行代金補助」は、県内在住者も利用可能。遠方からの観光客ほど補助率が高くなるように調整しているという。

事業開始は、4月~5月のゴールデンウィーク前を目指している。

「行きたい」という人が続々

この報道を受けて、ネット上には多くの「宮城に行きたい!」という投稿が殺到している。

宮城県を訪れる旅行者が増加しそうだ。

財源は政府の「交付金」

旅費の半額助成という大胆な取り組みだが、財源はどうなっているのだろうか?

今回報じられた「旅行代金補助制度」の財源には、政府の「地域住民生活緊急支援交付金」があてられる。宮城県は、この交付金を財源に「旅行代金補助」や「県内への移住促進」などに取り組む予定だ。

「宿泊観光客の増加」を目指す

宮城県は、平成23年に発生した東日本大震災で大きな傷を受け、観光客が落ち込んだ。

しかし、県内各地で震災のために休止していた観光施設やイベントの再開、宿泊施設の再建・再開などが進んでおり、観光客数は徐々に回復、平成25年には震災前の約9割まで戻ったという。

しかし、復興関連需要が落ち着いたことなどから、宮城県を訪れる「宿泊観光客」は前年より0.3%減少した。

宮城県は、震災復興計画で平成26年から4年間を「再生期」と位置づけ、観光キャンペーンや復興ツーリズムの推進などに取り組む。

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