こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
年末恒例の新語・流行語大賞が発表されましたね。最近はこのニュースで初めて流行語を知るというパターンが増えていて、流行に完全に乗り遅れている自分を思い知る今日この頃。
そんな2020年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉の中で、気になるものを発見しました。それは「カゴパク」。最近、ニュースで耳にはしていたんですが、どういう意味なのかよくわかっていませんでした。せっかくなので、今日は流行語大賞にノミネートされたカゴパクについて調べてみました!
「カゴパク」とは
カゴパクとは、スーパーなどに備え付けられている買い物用のレジカゴを勝手に持ち帰る行為のこと。文字通り「カゴをパクる(盗む)」から“カゴパク”ってことなのね。
スーパーなどでは購入する商品を入れるためのレジカゴを店内に備え付けているお店がほとんどですが、通常なら精算後にレジ袋やエコバッグに商品を詰め替えるのですが、商品をカゴごと持ち帰る人が急増し、社会問題化していることから、流行語に選ばれたそうです。
カゴパクが増えた背景と店側の対応
レジカゴやショッピングカートといった備品は、お客さんが店内で買い物しやすいようにサービスとしてお店が用意しているものです。かさばる上に、店名が印刷されていることも多いレジカゴを持ち帰る人が急に増えたのはなぜなのか。それはズバリ、2020年7月から始まった「レジ袋の有料化」が原因です。
それまでタダだったレジ袋が全国一斉に有料へと切り替わったことで、レジ袋代を節約するためにカゴパクする人が後を絶たないんだそう。レジカゴは1個300円前後から、高いものでは500円もするそうですが、スーパーによっては月に150個もカゴパクされるなど深刻な被害になっているんだとか。
精算後のカゴは、精算前と色を変えたり、「精算済」と印字したり取っ手をはずしたりするなど、店舗側もあの手この手で対策を講じていますが、なかなか根絶できない事情があるようです。というのも、カゴパクする人の中には常連客が少なからずいるそうなのです。
常連客はカゴを万引きしているという意識が薄く、「明日持ってくればいい」「ちょっと借りているだけ」と軽い気持ちでカゴパクしてしまうそう。実際にカゴを返しにくる常連さんもいるようで、お店側としても万引き犯として扱いづらいそう。
これまで無料でもらえていただけに、レジ袋を買いたくないという気持ちはわかりますが、カゴパクは立派な窃盗です。こんな言葉が流行する世の中にしないよう、マナーはしっかり守って利用しましょうね。