人気の浮き沈みが激しい女子アナ界で、頂点に君臨している4人の才媛がいる。いかにして彼女たちは、その地位を勝ち取ったのか。そして、四天王の中で最強は誰か。業界激震の結果をお届けしよう。
各局の「顔」が並び立った
女子アナの世界には、多くの美女が群雄割拠する。その中でも「エース」と呼ばれるアナは、いつの時代も視聴者の心をつかんで離さない。
では、令和の女子アナ界で、名実ともに頂点に君臨しているのは誰か。勢いや実績、知名度、人気、将来性などを考慮すると4人に絞られてくる。
NHKの林田理沙アナ(32歳)、テレビ朝日の弘中綾香アナ(31歳)、フジテレビの井上清華アナ(27歳)、テレビ東京の田中瞳アナ(25歳)だ。
彼女たちは「女子アナ四天王」と言っていい。それぞれが局の「顔」として活躍しているからだ。
林田アナは、エースアナの登竜門とされる『ブラタモリ』のアシスタントを務めたことが高い評価を得て、報道番組『NHKニュース7』のキャスターに就任、エリート街道を進んでいる。
好きな女性アナ「3年連続1位」
弘中アナは、テレ朝の局アナとして初めてゴールデンタイムの冠番組を持つほど強烈な「タレント性」がある。昨年は、「ORICON NEWS」の好きな女性アナランキングで3年連続の1位を獲る快挙を成し遂げた。
田中アナは、『ワールドビジネスサテライト(WBS)』に『モヤモヤさまぁ~ず2』と、テレ東の看板番組にレギュラー出演しており、報道にバラエティーにと大活躍だ。
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田中瞳のInstagramより引用
井上アナも田中アナと同様に、硬軟どちらも対応できる万能タイプだ。八木亜希子アナや高島彩アナなど錚々たるエースアナが通ってきた『めざましテレビ』の総合司会を務めながら、『ホンマでっか!?TV』では進行役として明石家さんまのサポートに徹している。
この四天王の中で「真の最強」は誰なのかを決めるべく、女子アナ通の有識者たちに意見を求めた。
「美貌」「知性」「性格」「声質」「アナウンス力」という5つの観点から分析してみると、彼女たちの真価が見えてくる。
変顔をしても華がある井上アナ
まずは「美貌」の観点で多くの有識者が真っ先に名前を挙げたのが井上アナだ。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏は、こう解説する。
「加藤綾子アナのように、とにかく華がある。女子アナが大ブームだった時代を思い出させてくれる王道の顔立ちです。フジが求めていたビジュアルなのではないでしょうか。
『めざましテレビ』の中には、井上アナが様々な表情エクササイズを紹介する『スマイル・チャージ!』という名物コーナーがあります。そこで彼女は朝から全力で変顔をするのですが、どれだけ表情を崩しても華やかさが残り続けている。ずば抜けた美貌の持ち主である何よりの証拠です」
このコーナーは書籍化されており、中身は井上アナの写真集であるかのような仕上がりだ。番組サイドが、彼女のビジュアルを高く買っていることが窺える。
井上アナに次いで評価が高かったのが弘中アナだ。彼女は写真集そのものを出している。インスタグラムに自身の写真を投稿して「かわいすぎる」とネットニュースになるのも珍しくない。
童顔だけど豊満
「井上アナが『きれい』系だとすれば、弘中アナと田中アナと林田アナの3人は『かわいい』系だと思います。小動物っぽさがあって、守りたくなる見た目なんです」(コラムニストの桧山珠美氏)
田中アナに関しては、顔立ちと体型のアンバランスさがたまらないという声も上がった。作家の宝泉薫氏はこう語る。
「童顔だけど、実は高身長(166cm)で、身体つきが豊満なんです。このギャップが魅力的。元テレ東の大橋未歩アナの系譜にいると思います」
次に「知性」の観点では、弘中アナが有識者たちから高評価を得た。
弘中綾香のInstagramより引用
弘中アナは『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』に「慶應大学卒」の解答者としてレギュラー出演していることが大きな要因だ。だが、それ以上にバラエティー番組での「立ち回りが上手い」という意見が目立つ。
仕上がりすぎている弘中アナ
同志社女子大学教授の影山貴彦氏はこう語る。
「本音を話しているようにみせて実は奥底の部分では隠しているし、ミステリアスな部分を残しつつも笑顔を振りまける。
すべて計算した上でやっているはず。MCを務めている『あざとくて何が悪いの?』では、同じくMCを務める田中みな実さんよりも器用に、視聴者が喜びそうなコメントを連発しています。
それほど頭の回転が早いので、ときにはタレントさんよりも存在感を発揮しているんです。仕上がりすぎていて、逆に応援されにくいのかな、という気もします」
たしかに「性格」面において点数の高かった田中アナや林田アナは、「器用すぎない」部分が有識者たちから好評だ。
5つの観点からの評価を総合すると、誰が四天王最強の座につくのか。後編記事『【最新】林田理沙、弘中綾香、田中瞳、井上清華…女子アナ界の頂上決戦を制した、「真の女王」の名前』で引き続き紹介する。
「週刊現代」2022年9月3・10日号より