「PHEV」に起こり得る「トラブルの可能性」とは
“家庭用コンセントからも充電できるハイブリッド車”である「プラグインハイブリッド自動車(以下、PHEV)」は、電気モーターとガソリンエンジン両方を搭載する次世代のエコカーです。
短距離は電気自動車(EV)、長距離はガソリン車のように、それぞれのメリットを活かした利便性と環境性能の高さが魅力ですが、その特性ゆえの注意点もあると言います。
PHEVに起こり得る「トラブルの可能性」とは(※画像はイメージ)PHEVに起こり得る「トラブルの可能性」とは(※画像はイメージ)
PHEVの主な特徴といえば、短距離はEVモード走行、長距離はエンジン走行と切り替えながら走れるところでしょう。
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この構造によって、遠出やレジャーの際にも、充電インフラや航続距離を気にせずに楽しむことが可能です。
また、EV走行時はCO2排出ゼロで、ガソリン走行時もハイブリッドシステムにより高い燃費性能を発揮します。
一般的なPHEVはEVモードのみで40~100km程度は走行可能なので、日常の通勤や買い物などの短距離移動であれば、ほぼ電気のみでの走行が可能。
そのため、生活圏内での移動ばかりに使用していると、ガソリンを消費しない期間が長くなことも考えられます。
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しかし、実はガソリンは3~6カ月経つと劣化が始まるため、長い期間の放置は厳禁です。
劣化したガソリンは、エンジン性能を低下させたり、燃料系統に悪影響をおよぼしたりする恐れがあります。
また、燃料フィルターの目詰まりやタンク・ホースの腐食など、クルマが故障する原因となるでしょう。
ガソリンの劣化とは主に酸化反応によって引き起こされるもので、ガソリンに含まれるアルケンが空気中の酸素と反応して、色や物理的性質が変化することを言います。
新鮮なガソリンは淡いオレンジ色ですが、劣化が進むと茶色から黒色に変色し、徐々に高揮発性成分の蒸発により粘度が上がってドロドロとした状態になります。
さらに、酸化反応によってギ酸や酢酸などが生成され、強い刺激臭を放つようになるのも特徴です。
このようなガソリン劣化の問題を防ぐためには、定期的なエンジンの使用が大切です。
月に1~2回程度はエンジンを始動させ、ガソリンを消費するように心がけましょう。
PHEVを長く愛用するためにも、電気走行の利点を活かしつつガソリンエンジンの適切な管理も行い、車両の性能と信頼性を長期的に確保すべきです。
長期間乗らない時はどんな点に気をつけるべき?
では、PHEVを長期間使用しない場合は、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
ガソリンを保存できる「携行缶」も要注意!(※画像はイメージ)© くるまのニュース 提供ガソリンを保存できる「携行缶」も要注意!(※画像はイメージ)
とくにガソリンの管理が重要になるため、普段から電気走行がメインの場合はタンク内をあえて満タンにせず、こまめに新しいガソリンを給油するという工夫もひとつの方法です。
また長期間クルマに乗らない場合は、ガソリンと同様にバッテリーの管理にも気を配りましょう。
バッテリーは充電量が高い状態で長期間放置すると、劣化が進みやすくなる特徴があります。
そのため放置は避け、2~3カ月に1度は充電するようにしましょう。
さらに、PHEVにはハイブリッドシステムを作動させるメインバッテリーのほかに、電装系統を動かす補機バッテリーが設置されています。
こちらも定期的に充電させる必要があるため、できれば1カ月に1回は短距離でも走行することをおすすめします。
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そのほか、基本的なメンテナンスは怠らいようにしましょう。
タイヤの空気圧をチェックし、必要に応じて調整します。車体にカバーをかけ、直射日光や雨風から保護するのも良いでしょう。
具体的な点検・メンテナンス方法は取扱説明書を確認するか、ディーラーに聞くなどして把握しておくことも重要です。
このように、PHEVを長く快適に使うためには、電気とガソリンの両方のシステムに気を配ることが大切です。
バッテリーとガソリンのどちらも放置は厳禁のため、定期的にクルマを始動させ、点検・メンテナンスも怠らないように気をつけましょう。
※ ※ ※
PHEVは電気とガソリンそれぞれの良い点を兼ね備えたクルマですが、適切な管理が不可欠。
とくに、電気走行が主となる日常使用では、ガソリンの劣化に注意しましょう。
また、たとえ長期間使用しない場合でも定期的な始動や充電を心がけ、PHEVの特性を理解して適切なメンテナンスを行い、快適に乗れる状態を維持することが大切です。
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