Bリーグ東北カップ 仙台89ERSが5年ぶりの優勝

バスケットボール男子、Bリーグのプレシーズンマッチ「東北カップ」最終日は18日、郡山市の宝来屋郡山総合体育館で決勝があり、B1仙台がB1秋田を89-76で下し、5年ぶり2度目の優勝を果たした。

 3位決定戦はB2福島がB2青森を83-62で破った。

前半のリード保つ

 仙台が前半のリードを保った。第3クオーターに一時3点差まで詰め寄られたが、堅守でしのいだ。攻撃につなげる連動もスムーズで、5人が2桁得点。秋田は20のターンオーバーを許し、流れを失った。

日本人選手の積極性光る

 ○…攻め続けた仙台が2度目の東北王者となった。決勝では日本人選手の積極性が光った。

 主将の青木らPG3人は攻撃のリズムをつくり、ベテランSG片岡が3点シュートで相手に傾きかけた流れを引き留めた。新加入のSG阿部は、第4クオーターの勝負どころでドライブを2連続で決め、勝利をたぐり寄せた。「まずは日本人がアタックし続けることを意識した」と阿部。狙い通りの組み立てが奏功し、得点源の外国籍3選手の2桁得点にもつながった。

 大会3連戦で攻守の連動を崩さず、今季掲げる「テンポの速いバスケ」を一定程度体現した。藤田監督は「アグレッシブに戦えた。反省はあるが、去年よりもステップアップしている」と手応えを口にした。

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