三重県の野呂昭彦知事は20日の定例記者会見で、三重県などが観光キャンペーンで使用している「うまし国」というフレーズが宮城県のキャンペーンに使われることについて、近く東京事務所を通し宮城県に抗議する方針を明らかにした。
宮城県が8日、JRが中心となって来年10月から12月にかけ展開する「デスティネーションキャンペーン」のキャッチフレーズを「美味(うま)し国 伊達な旅」と発表。三重県は地元自治体などと平成17年と18年に10月から半年間「美(うま)し国、まいろう。伊勢・鳥羽・志摩」のフレーズで観光キャンペーンをすでに展開しており、19年度も同時期に展開する予定。
野呂知事は「商標登録の申請もしている。三重県で使っていることも議論になりながらこういうことになって不愉快」と不快感をあらわにした。
一方、宮城県観光課は「『うまし』という表現は一般的。自然の恵み伊達文化を伝えるための8文字で1つのキャッチフレーズとしてとらえている」としている。宮城県側も商標登録を申請中という。
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