男同士の純愛、三角関係を描き、話題を呼んでいるテレビ朝日系連ドラ「おっさんずラブ」(土曜午後11時15分)の人気が、海外でも爆発した。
日本では2日に最終第7話が放送されるが、2日から1週間遅れで配信中の韓国、台湾、香港の各配信プラットフォームで、今クールにおける日本ドラマの視聴数ナンバーワンを記録し、猛烈な人気を博している。視聴数を公表している台湾では、日本のドラマコンテンツで最高の84万7000ビューを記録した。
田中圭(33)演じる天空不動産・東京第二営業所の春田創一が、吉田鋼太郎(59)演じる部長の黒澤武蔵、林遣都(27)演じる後輩の牧凌太、内田理央(26)演じる幼なじみの荒井ちずのうち、誰と結ばれるかを占う予想合戦もインターネット上で展開され「#どうせ彼氏は部長」「#どうせ彼氏は牧」というワードまで、はやりだしているという。各地域ともに、回を重ねるたびにSNSやインターネット上で大反響があり、視聴数も激増するなど、日本同様のブームを巻き起こしている。
その中、主演の田中の人気も急上昇している。劇中では、黒澤や牧から迫られ、戸惑う春田の心情を変顔で演じるが「イケメンなのに顔芸がスゴい」と評判になり、現地版ウィキペディアにも項目が作られるなど韓国、台湾、香港で今、最も勢いのある日本人俳優と言っても過言ではない反響ぶりだ。
大反響を受けて、田中が韓国、台湾、香港の公用語の韓国語、北京語、広東語であいさつするPR映像が制作され、現地でオンエアされ、人々のハートをわしづかみにしている。その日本未公開映像が、最終第7話放送当日に明らかになった。
田中はカンペを見ないで韓国語・北京語・広東語を一瞬で暗記してカメラ目線でコメントし、収録も一発OKだったという。指導の先生も「完璧! さすがプロは違う!」と太鼓判を押すほどの現地語を披露し、芝居にとどまらず、語学でも勘の良さを発揮した。
最終第7話放送当日の午後5時半からは、AbemaTVで第3~第6話が、まとめて配信されることも決まった。最終話放送を前に「おっさんずラブ」人気はヒートアップする一方だ。