東京商工リサーチが11日に公表した全国の企業を対象に実施した「2024年お花見、歓迎会に関するアンケート」の結果によると、47都道府県で開催率が最も高かったのは山形県だった。2位は秋田県で、東北が最上位を占めた。新型コロナウイルス禍でいったんは途切れたお花見などの社内行事を再開する企業が多いという。
25位でした
アンケートは都道府県ごとに企業に対し、今春に花見や歓迎会、懇親会を実施したかどうかを予定も含めて尋ねた。
東北6県の開催率は表の通り。山形は47・2%、秋田は45・4%だった。他は青森が29・5%(19位)、岩手28・9%(22位)、宮城28・1%(25位)と続き、福島は24・3%(37位)にとどまった。
全国3位は香川県(44・4%)、4位は鹿児島県(40・3%)、5位は福岡県(39・5%)で、東北と九州の開催率が高かった。全国平均は29・1%だった。
東京商工リサーチ東北支社の担当者は「山形、秋田両県の企業は、新型コロナ後のお花見などの再開率が高い。アットホームな雰囲気の中小企業が多く、社内行事が大事にされているのではないか」と分析する。
調査は1~8日、インターネットで実施し、有効回答は4578社だった。