普段、からだを洗う時に何を使うか――。泡立てやすく、ボトル入りで管理もしやすいボディソープを使っているという人が多いかもしれない。
しかし、インターネット上を調べてみると、昔からの馴染みや肌への刺激を考慮して固形石鹸を使っている人も決して少なくない。また、新商品も2019年に入ってから発売されるなど、決して固形石鹸派が「絶滅危惧種」といったわけではないようだ。
そこでJタウンネットでは2019年4月11日から9月18日まで、「からだは何で洗っていますか?」と題して読者アンケートを行った(総投票数758票)。はたして、その結果は――。
まさかの結果に…
こちらは全758票の全国の結果を円グラフにまとめたものだ。いかがだろうか。ボディソープ派と固形石鹸派がまさかの同数。いずれも42%ずつで、固形石鹸が根強い人気を見せつけた。
途中経過では固形石鹸派が上回っていたタイミングもあったが、手軽さが魅力のボディソープが終盤に追いつき同数となった。
しかし、驚くことに念のために入れておいた「からだは洗わない」が122票で16%も獲得。ボディソープと固形石鹸派を合わせて90%は少なからず超えるであろうとの見立てだった。
この予想を覆して16%を獲得し、なんと約6人に1人が「洗わない派」という結果になった。
ネット上を調べてみると、効果の真偽は全くもってわからないものの、からだを洗わない入浴法を紹介しているサイトなどがチラホラ。人によって洗わない方が調子は良いなどあるのかもしれない。
こちらは地域別のトップを色分けした地図だ。票数の少なかった岩手(3票)、福井(6票)、島根(7票)では「洗わない派」がトップになってしまった。
そのほかの地域ではボディソープ派は青森、山形、福島、茨城、栃木、群馬、千葉、山梨、静岡、石川、京都、広島、長崎、佐賀の14地域でトップになった。
また、固形石鹸が北海道、秋田、埼玉、東京、神奈川、富山、長野、岐阜、滋賀、三重、大阪、兵庫、香川、徳島、愛媛、大分、熊本、鹿児島、沖縄の19地域で首位に立ち、地域別では差が出た。中部・近畿や関東の一部地域など、固形石鹸派は中日本で強さを見せた印象だ。
さして今回目立ったのが、結果が拮抗した地域だ。宮城、新潟、愛知、奈良、和歌山、岡山、鳥取、高知、山口、福岡、宮崎の11地域で結果が並んだ。
ボディソープ派と固形石鹸派が僅差だった地域も多く、最も得票の多い東京(241票)でも固形石鹸派とボディソープ派の差はわずか6票。そのほかの地域でも両選択肢の差は最大で東京と千葉の6票で、10票差を超えた地域はなかった。
あくまで得票が同数だった場所を「結果が拮抗」としたが、どの地域でも大きな差はない。
今回の結果から「ボディソープ派と固形石鹸派の数はほとんど同じ。洗わない派も一定数いる」と推測できるものになった。