会津地方で近年、ツキノワグマによる人身被害が相次いでいることを受け、県は会津地方振興局管内13市町村のクマの目撃情報などをまとめた地図「会津くまナビ」を作製、27日にホームページで公表した。
同地方は人身被害や民家近くでの目撃が多く、出没状況を地図に落とし込んで危険を周知することが急務だった。
地図は13市町村ごとに過去数年間の人身被害や捕獲場所、農業被害、目撃情報などを地図上に掲載。管内全世帯に配布するほか、公共施設に掲示して注意喚起を図っていく考え。
地図について、県は昨秋にも全世帯配布を予定していたが、ずれ込んだ。県によると、市町村との連携不足やデータのとりまとめが遅れの要因。今月26日には猪苗代町でクマに襲われる今季初の被害が出ている。