TBS系アニメ『けいおん!!』のオープニング曲「GO! GO! MANIAC」とエンディング曲「Listen!」が、5月10日付けオリコンシングル週間ランキングにて、それぞれ初登場1位と2位を獲得した。この2 曲は、劇中に登場する5人組バンド「放課後ティータイム」としてのシングルで、アニメのキャラクター名義でのシングルが週間ランキング1位を獲得するのは初めて。
とにかく熱狂的ファンが多いことで知られる『けいおん!!』。去年発売された「放課後ティータイム」のミニアルバムもアニメキャラとして初のアルバムランキング1位を獲得しており、シングルチャートでの首位獲得も時間の問題だといわれていた。
今回ついに達成した週間シングルチャート1位獲得の歴史的快挙にネット上の『けいおん!!』ファンたちは、
「俺たちがずっと応援してたかいがあったな」
「圧倒的じゃないかwww」
「けいおんを応援し続けてきてよかった…」
「そろそろ(歌番組の)スタジオゲストに呼ばれてもいいな」
などと喜びの声をあげていた。しかしその一方で、アニメキャラのシングルがチャートの上位を独占したことに対しては、
「J-POPの終わりの始まり」
「邦楽終わっとる」
「これはそろそろ『若者のJPOP離れ』記事がくるなw」
「JPOPは男も女も浅薄な恋愛歌ばっかりだからな。アニソンやアニメタイアップ曲の方が作品ありきだから、多様性やメッセージ性に溢れてたりするよね」
「一般の日本人だけ不景気と高齢化でCDなんて買う余裕ないって下向いて歩いてる。オタクはマイペースで明るく生きてる」
との声も。『けいおん!!』による上位独占は、変わりつつある日本の音楽業界を象徴する出来事だったといえそうだ。
(R25編集部)