「せき」で大げんか・花粉症に白い目…荒んだ空気

きっかけは、電車内での「せき」でした。新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、せきを巡って山手線の中で怒号が飛び交うトラブルが発生しました。

 山手線の中で起こった大げんか。きっかけは男性の隣に座っていた女性のせきでした。

 撮影した高校生:「マスクをしている女性がせきをしたところを注意する形で『(新型)コロナウイルスなら隣の車両に移動しろ』と強めの口調で」

 向かい側の席に座っていた男性が電車の中で「うるさい」と注意したところ、女性に苦情を言った男性は注意した男性にまで食ってかかり、女性が止めに入りました。

 撮影した高校生:「第三者から言わせれば、大の大人がそういうことをしているのが恥ずかしい。世も末だなって感じ」

 今や、コンビニエンスストアのトイレットペーパーにまで鍵が掛けられているほど荒んだ空気に包まれています。せきやくしゃみに過敏に反応するなかで、疑いの目は政治家にも。記者会見でせきを連発した加藤厚生労働大臣に対し、ネットでは「#加藤検査しろ」のワードで多くの批判が集まりました。萩生田文部科学大臣の囲み会見では、せき込んだ瞬間にカメラのフラッシュの嵐。街では花粉症の人が周囲の目におびえていました。

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