サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の国際親善試合パラグアイ戦が8日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で開かれる。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」の適用地域とあって、主催する日本サッカー協会は収容人数や応援スタイルを制限し、対策に万全を期す。
入場者数は当初、定員の半分に当たる約9500人を予定していたが、さらに減らして5000人に制限。大声を出す応援の自粛も要請する。
観客同士の間隔を保つため座席は全て指定で、前後左右を1席ずつ空けるようにした。両チームのベンチも1席ずつ間隔を空ける。 7日は大会関係者が、感染防止を呼び掛けるポスターをコンコースに貼ったり、消毒液を設置したりと、会場の準備に追われた。
当日は、入場口で検温と手指の消毒の徹底を呼び掛ける。感染時の拡大防止に備え、任意で個人情報の提供も求める。
日本サッカー協会の担当者は「安全、安心の大会運営のためにはサポーターの協力が欠かせない。声ではなく、拍手で選手を後押ししてほしい」と呼び掛ける。
当日券はオンラインのみで販売する。試合開始は午後4時半。