「はやぶさ」カプセル11・12日公開 角田宇宙センター

 6月に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルが11、12の両日、宮城県角田市君萱の宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)角田宇宙センターで一般公開される。両日は会場周辺の混雑が予想されるため、宇宙機構は公共交通機関の利用を呼び掛けている。
 関東以外で初めての公開となる角田宇宙センターでは、カプセル本体のほか、着地に使われたパラシュートなど4点が展示される。宇宙機構は1日4000人程度の来場を見込む。
 同センターは船岡城址公園(柴田町)に臨時駐車場を設け、同公園とJR東北線船岡駅から会場までの無料シャトルバスを運行する。
 一般公開に合わせ、宮城、福島両県を結ぶ阿武隈急行(伊達市)は両日、全線乗り放題となる大人1000円、小人500円の「マイレール乗車券」を発売する。
 角田市も阿武隈急行角田駅、市役所、台山公園駐車場の市内3カ所と会場を結ぶ無料バスを運行。市は台山公園にある展望塔スペースタワーにも足を運んでもらい、「宇宙のまち」をPRしたい考えだ。
 角田宇宙センターは「屋外で長時間待つことになるので、熱中症対策を忘れないでほしい」と話している。
 展示は両日とも午前10時~午後5時(入場は午後4時まで)。入場無料。カメラ付き携帯電話を含め、撮影は禁止。連絡先は角田宇宙センター0224(68)3111。

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