東北の太平洋岸を縦断する自然歩道「みちのく潮風トレイル」と、豊かな自然が残る「三陸ジオパーク」が協力して受け入れ態勢の強化や環境保全に当たろうと、関係3団体が連携協力協定を結んだ。
協定を結んだのは、認定NPO法人みちのくトレイルクラブ(宮城県名取市)と、沿線4県29市町村でつくるみちのく潮風トレイル関係自治体協議会、3県16市町村にまたがる三陸ジオパークの推進協議会の3団体。
岩手県陸前高田市の市民文化会館で11月30日に締結式があった。トレイルとジオパークは地域が重なっており、推進協議会長を務める岩手県宮古市の山本正徳市長は「3団体が協力すれば持続的な発展につながる」と述べた。
自治体協議会長の山田司郎名取市長も「リアス海岸の自然景観や人々の暮らしを多くの人たちに知ってもらいたい」と話した。