環境省の東日本大震災復興支援プロジェクト「みちのく潮風トレイル」の現地調査会が、気仙沼市の大島、唐桑、気仙沼の3地区であった。観光関係者ら計45人が各地区を歩き、自然や文化、歴史に触れるルートを探った。
唐桑地区では、唐桑半島突端部から遊歩道をたどり、震災の津波で打ち上げられた津波石を見学。自然の恵みと脅威を体験した。
気仙沼地区では、旧浦島小からニノ浜、三ノ浜と南下し、気仙沼湾を挟んで連なる丘陵の景色を眺めた。
参加者から「岩井崎が遠望でき、雄大な眺めがいい」「焦げた切り株が残り、震災で気仙沼湾が火の海となった痕跡が生々しい」などの声が聞かれた。
みちのく潮風トレイルは、八戸市から相馬市まで太平洋岸の約700キロに自然歩道を設定する。