「みやぎ県北高速幹線道」Ⅰ期区間全線が開通

東北自動車道築館インターチェンジ(IC)と三陸自動車道登米ICを結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(24キロ)のⅠ期区間(栗原市築館加倉―登米市迫町北方、8.9キロ)が24日、全線開通した。県北の沿岸部と内陸部を結ぶ横の道として震災復興をはじめ物流や観光交流の促進が期待される。
 栗原市築館加倉で開通式を行った。村井嘉浩知事は「登米、栗原の両圏域の連携促進、震災からの復旧復興にも大きな役割を果たす」とあいさつした。行政関係者、地元住民らが乗った車両が記念パレードをした。
 開通したのは、Ⅰ期区間のうち伊豆沼ICを含む栗原市築館加倉―同市若柳下畑岡(若柳南IC)間の7キロ。残る1.9キロは6月に開通した。
 同区間は道幅7メートル、制限速度は時速70キロ。通行は無料。歩行者や自転車、原付きバイクは通行できない。栗原市築館―登米市迫の走行距離が1キロ短縮し、7分の時間短縮が見込まれる。Ⅰ期の事業費は約240億円。

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