川崎市が、修学旅行が中止となった市立小学校１１４校の６年生約１万２千人のために、遊園地「よみうりランド」を貸し切りにする方針を決めたと神奈川新聞が１８日、ネットニュースの「カナロコ」などで報じた。このニュースに、ネット民から称賛の声が集まっている。
記事によれば、３月をめどに遊園地を３日間借り、参加校を分散したうえで、学校生活の思い出作りとして園内でイベントを開催するという。同市教育委員会は５月に、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、修学旅行の中止を決めていた。
ツイッターでは、同市の方針に対し、「これは良いね」「か、川崎市さん…………！！！」「川崎市の市役所にはすてきな大人がいっぱいいる」「やるなー！川崎市。こういうの大事だよ。大人としてさ」「川崎市、素晴らしい！ よみうりランド大好き」など、手放しの絶賛が多数寄せられている。
「こういう取り組みは嬉しいね！ １人も欠ける事なく思いっきり遊んどいで！って出せるように 大人は感染拡大を抑止せねば」と、３月までに安全な態勢を整えようとの呼びかけも見られた。
修学旅行を予定していた小６や中３の子を持つ親からは、「川崎市の動きもいいと思うし喜ぶ子も大勢いると思う。ただ、皆が皆、嬉しいわけじゃないと思うよ？学校行事大嫌いなうちみたいなのにとっては有り難迷惑でしかない。行きたい子達が楽しめると同時に、行きたくない子達の気持ちも救われますように」「思い出作り大事だよね！ 息子はこの春中学卒業したけど、卒業遠足行けなくてかわいそうだったなぁ…」「これいいなぁ。息子の所はまだ中止にはなってないけど 最悪、県内旅行らしい」など、切実な声もあがっている
また、「普通に羨ましい。もし弘前だったら、弥生いこいの広場貸し切りな感じかな」「千葉もディズニー貸し切りとかやればいいのに」「うちの地元だと、三井グリーンランドぐらいかなぁ」など、羨望のまなざしを向けつつ、自分の住む地域に置き換えて、貸し切りの対象となりそうな場所を想像するユーザーも散見された。
このほか、ニュースの内容とは直接関係ないが、「よみうりランドって川崎市だったっけ……？」「よみうりランドは川崎市だったんか」「よみうりランドが川崎市にあることを初めて知った」など、このニュースから同園が川崎市に所在すると受け取った人も見受けられた。同園は、東京都稲城市と、川崎市多摩区にまたがる場所にあり、どちらの市でも間違いではないが、運営会社および、最寄り駅である京王電鉄相模原線の「京王よみうりランド駅」のある稲城市民からは「よみうりランドが川崎市にあると勘違いされまくっている気がする」など、稲城市も所在地の一つであるとの主張も見受けられたほか、「稲城市の小学生にも貸し切りにしてあげて…」と稲城市への要望も寄せられていた。
