【ワシントン=柿内公輔】米調査会社コムスコアが7日発表した多機能携帯電話(スマートフォン)の米市場調査(2010年11月~11年1月)によると、米グーグルの基本ソフト(OS)を搭載した携帯電話が利用者シェアで初めてトップになった。
OS別でのシェアは、グーグルの旗艦ソフトの「アンドロイド」が31・2%で、前期から7・7ポイント増加した。米国やアジアの主要携帯端末メーカーが最近相次いでグーグルのOSを採用する動きが、シェア急増に結びついた格好だ。
一方、「ブラックベリー」を製造するカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)は5・4ポイント減の30・4%と、2位に転落。3位は「iPhone(アイフォーン)」の米アップルで24・7%だった。
米国でスマートフォンを所有するユーザーは現在、約6600万人に上る。